tanto tempo 4匹の猫との暮らし

 日々の猫、ときどき旅とご飯の記録。

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別れの日のこと

ギンガが亡くなって早くも6週間が経ちました。
当日のことは辛い記憶ですが、少し気持ちの整理もついて来たので
やはり忘れないうちに、ギンガのかかった血管肉腫と言う、
猫には珍しい病気の記録の為にも残しておこうと思います。
重たい話で長文なので苦手な方はパスしてくださいね。

2011年4月8日 23:51

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4月9日。
この日は実はギンちゃんが病気になる前から、私が首を長くして待っていた日。
海外から友人のCさんがしばらく我が家に遊びに来るその到着の日でした。
初来日でしかもカタコトの日本語しか分からない
Cさんを迎えに成田まで行かなくてはならず、
いつも留守番をしてくれるEちゃんに留守番をお願いしていました。
ギンちゃんのことが心配でしたが、前日8日の夜には留守番をお願いするのも
気が引けるほどすっかり元気になっていました。

2011年4月9日 09:13
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9日の朝は久しぶりにご飯の催促をし、私に早く早くと階段を駆け下りるほど。
身体が楽になったのが嬉しくてたまらないようで、元気に走り回っていました。
ご飯もしっかり食べて、ギンガは前々日のギンガとは別猫のように元気いっぱい。

2011年4月9日 10:43
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ギンちゃん、Eちゃんに来てもらうのどうしよう?
ギンガがあまりに元気なので訊いてみたら、
来てもらわなくても大丈夫だから安心して。
ちゃんと待ってるから心配しないでお迎えに行って来てと、
返事の代わりに元気な姿で答えてくれたギンガ。
ギンガを信じてEちゃんにキャンセルの電話をかけました。

2011年4月9日 13:54
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モナちゃんと気持ち良さそうに寝ているギンガを確認し、出かけましたが
夜7時過ぎ、家に着いて玄関の扉を開けるまでは心配でドキドキ。
でもドアを開けるといつものように元気に迎えに出てくれたギンガ・・・。

そしてこの夜は久しぶりに会ったCさんと再会の時を楽しんでいる間、
僕のことは気にしないでいいよと言わんばかりに、ギンガは穏やかで元気でした。
就寝時、見知らぬCさんに遠慮したのでしょう、
再退院以来ずっと私の隣りの枕で眠っていたのに、
この夜はリビングのカゴの中でモナと一緒に眠っていました。

翌10日の朝もギンガは元気でした。
8時頃ベッドの周りをうろうろして上りたいのに、遠慮してためらっている様子。
私が抱き上げて、大丈夫だよといつものように胸の上に乗せると
嬉しそうにグルグルと喉を鳴らしていました。
Cさんにも撫でてもらいながら、あなたに会うのを楽しみに待ってたんだよと
ベッドの上でギンガを撫でながらギンガの病気の話をしました。
ギンガも満ち足りたのか自らベッドを下り、ベッドの下で寛ぎ静かで穏やかな時間。
幸せな朝の始まりだと思っていたのに・・・。

そのわずか10分程後、
ギンガのアオォ~~~~ンと言う、激しい痛みのための鳴き声が。
慌てて飛び起き、リビングに置いてあった酸素のチューブを持ってギンガの鼻先へ。
いくら酸素を吸わせてもギンガは苦しそうな呼吸をするばかりで
もう何の意味もないようでした。

狭いベッドルームで酸素を上手く吸わせ続けるのが困難になり
ギンガを抱いてリビングのソファーに移動。
何十分酸素を吸わせてもギンガは時々アオォ~~~~ン(痛い)と鳴くばかりで
一向に変化はなく、どうして良いか分からず救急病院へ電話を掛けました。
先生はたぶん最期の時間が迫っているだろうから、
救急車の手配をしましょうかと言って下さいましたが、それは安楽死を意味すること。
楽にしてあげたいと思いながらも、救急車に乗せ怖い思いさせると、
また腫瘍が破裂して更に痛い思いをさせるような気がして
どうしてもお願いしますと言えず、またかけますと電話を切りました。

その後のギンガは苦しみながらも、痛みとの最期の闘いに向け、
ガルルル・・・と今まで聞いたことのない怒ったような声を上げたり、
ヨロヨロと脚を縺れさせながら玄関まで這うように歩きました。
痛みのため意識が混乱しているらしく、その後トイレの中に入ってそのまま横に。
トイレの砂の中で逝かせたくなくて、抱き上げ玄関の床に下ろし
私はひたすら酸素をギンガの鼻先へ向けていました。
けれどその頃にはもう、ギンガは病気と闘う力は残っていませんでした。
もう本当に最期なんだな・・・そう覚悟した時、
ぐったりとしたギンガを玄関の冷たいタイルの上ではなく、
せめて私の胸の中でと抱き上げ、小さなイスに座りギンガの身体を支えました。
心細かったのでCさんにずっと手を繋いでもらい、
ギンガ、ギンガ、ギンガとギンガの名前を呼び続けました。
苦しそうだった呼吸の音が静かになって、ドキリとして耳を澄ます度に
引きつけを起こすように、ひって小さい呼吸が時々あり、
まだ生きてる、まだ生きてる・・・と念じるように撫で続けていたら
しばらくしてCさんがもう、死んでるって首を振りましたが
だって、まだ動いてるよって、
抱き直すと胸のあたりはまだ呼吸してるみたいに少し波打って見えました。
目を見て、死んでるってまた言われて、目を見たら確かにもうどろんと曇ってました。
完全に全ての機能が停止するまでに少し時差があるのでしょう、
その少し後でまるでドラマで見るみたいに、首から力が抜けてガクっと落ち
ギンガがもうこの世から旅立ったことを知りました。

ギンちゃん、長い時間苦しませてごめんね。
もしかしたら、また復活してくれるんじゃないかとも思ってしまったんだよ。
そして、最期の夜だったのに一緒に寝てあげられなくてごめんね。
寂しかったね。最期の最期まで気を遣わせちゃったね。

Cさんがいてくれたおかげで、私は一人ぼっちで泣かずに済みました。
本来なら一人で受け止めるはずの悲しみを支えてくれる人がそばにいました。
それはギンガが私が寂しくないように病気と闘って闘って
Cさんの到着を待ってくれたから。
ギンガの大きな愛を感じました。ありがとうね、ギンガ。
あなたはどこまでもスペシャルな猫でした。
この喪失感は癒えることはないけれど、
あなたと暮らした13年近い日々はかけがえのない私の宝物です。

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Comment

2011.05.22 Sun 00:03  

書いてて、つらかったでしょ?思いだしてしまったね?

生きている以上、死は絶対に避けられない・・・・
恐怖もあるけど、最後に看取ってくれる人が、愛しい君だったから。
ギンちゃんは、天国に行って、君に感謝してると思うよ!
ある意味、うらやましい死に方ですな・・・・

ギンちゃんは永遠だ!!!
  • #J5bWj1FQ
  • cparis
  • URL
  • Edit

2011.05.22 Sun 22:42  

conaさんのギンちゃんに対する愛情がひしひしと伝わってきました。
そしてギンちゃんも、conaさんが大好きで大好きで一人で悲しい思いをさせたくなかったんですね。
辛い思い出ですよね。それでも書いてくださってありがとう。

そしてギンちゃん、やっぱり君はいい男だよ!

2011.05.24 Tue 11:19  

胸がいっぱいで
コメントが 書けなくて・・・やっとです。
conaさんが その時に 一人じゃなかった事が
本当に 良かったって思います。
苦しいギンちゃんを最後まで 目をそらさず
励まし続けた姿を想うと・・・
conaさんも そしてギンちゃんも 良くがんばりましたね。
ありがとう 

2011.05.25 Wed 11:19  

ギンちゃんは最後まで懸命に生き
その手助けをconaさんがされて・・・
ギンちゃんありがとうって言ってると思います。
本当にカッコイイな、ギンちゃん!!!

2011.05.25 Wed 19:09  

いつも思ってました。
Conaさんの写真って、すっごく愛にあふれてるなぁ~って。
ギンちゃんの表情、モナちゃんとのツーショット、
どれも素晴しい。

ギンちゃんのこと、思い出すと辛いと思うのに、
記録とは言いつつ、ブログにしてくれてありがとう。
でも、私もいつか遭遇するかもしれない・・・
勉強になったとは言いません、非常に共感ができました。
Conaさん、ありがとう。
  • #-
  • BULANのママ
  • URL
  • Edit

2011.05.27 Fri 15:35  

動物は、人間には絶対に分からないような
とてつもない力を持っているようなときがあるけど・・・
ギンちゃんは、その中でも やっぱり特別ですね!

本当に、たくさんのひとに愛されて
そして たくさんの愛を振りまいて
ギンちゃんは 天使のようなネコさんです。

ギンちゃんと、たとえPC越しにでも
会うことができて 本当によかった!

2011.07.03 Sun 23:22  ありがとうございます

cparisさん
ねこぺんさん
ふ~ままさん
sariさん
BULANのママさん
Bacoさん

コメントありがとうございます。
今回の記事は書くのも読むのも辛いだけなので
書かない方がいいのかなぁと言う思いもありましたが
ギンガの病気の記録を残しておきたかったのと
一匹のネコがこんなにも懸命に頑張ったと言う
生き物のエネルギーの素晴らしさを伝えたくて
記事にさせて頂きました。
別れは辛いものでしたが、
やはりギンガに出逢え一緒に過ごした日々は
最高に幸せな日々です。
本当にありがとうございます。







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Puko プーコ ♀
1996年9月10日生まれ(推定)
生後2ヶ月頃、傷だらけで知人宅の庭先に現れたため保護され、
その日のうちに何故か我が家に。
人見知りだったが、今では
抱っこ大好きの甘えん坊さん。


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Ginga ギンガ ♂
1998年6月10日生まれ(推定)
2011年4月10日
(12歳10ヵ月)空に還る。
初めてミルクから育て
私の腕の中で旅立った
我が家の初代王子。


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Perla ペルラ ♀
2008年7月16日生まれ(推定)
生後2週間程度で、
人も入れないビルの隙間で
鳴いている所を近所の方が発見。 たまたまそこに通りかかり、
一緒にレスキュー隊を呼んだ事が縁で我が家の一員に。
まだまだ遊び盛りの、
マイペースなお嬢猫。


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Monaca モナカ ♀
2010年8月20日生まれ(推定)
生後2ヶ月くらいで
近所の駐車場にて発見し保護。
3ニャンと
仲良くなれそうなので、
そのまま我が家のコに。
野良ちゃんだったせいで、
未だに怖がりさん。
早く馴れてくれないかなぁ~。

Cumin クミン ♂
2013年3月26日生まれ
麻布十番の譲度会で出逢う。
埼玉のWell Cat Home
タンタンよりやって来た
ギンガ以来の我が家の王子。
ただいまスクスク成長中♪

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cona

Author:cona
necomamma改めました。
よろしくおねがいします。

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